木曽駒ヶ岳の登山は初心者でも大丈夫?実際に登った感想

木曽駒ヶ岳はどんな山で初心者でも登山は大丈夫なのか。
木曽駒ヶ岳登山の魅力を簡潔に分かりやすく説明していきます。

木曽駒ヶ岳はどんな山?

木曽駒ヶ岳は、中央アルプス(木曽山脈)に位置する山で、その最高峰です。標高は2,956メートルで、日本百名山の一つに数えられています。この山には木曽前岳、中岳、伊那前岳、宝剣岳などが含まれ、総称して木曽駒ヶ岳と呼ばれることもあります​​。

木曽駒ヶ岳の魅力はその豊かな自然にあります。標高1,700メートルから2,600メートルには、針葉樹林帯が広がり、さらに上部では森林限界を迎え、ハイマツ帯になっています。特に千畳敷カールや濃ガ池カールには、高山植物の花畑が広がっており、山頂付近では固有種であるヒメウスユキソウや、コマクサなどの高山植物に出会うことができます​​​​。

登山ルートについては、初心者にも向いているとされ、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイを使えば、千畳敷カールまで簡単にアクセスできます。千畳敷からは良く整備された登山道があり、乗越浄土を経由して木曽駒ヶ岳山頂まで約2時間で登れます。また、宝剣岳ルートなど、他のルートも整備されています​​​​。

木曽駒ヶ岳は登山初心者でも大丈夫?

木曽駒ヶ岳は初心者から上級者までのコースがあり、初心者で出発地点の千畳敷カールから頂上まで2時間程度で到着できます。

初心者ルートは危ない道もほとんどなく、登山道も非常に分かりやすいため、ルートを外れることもないでしょう。

どの山でも言えることですが、登りやすい山とは言っても登山は登山。
装備はしっかり整えてから登るようにしましょう。

初心者にオススメの登山ルートは?

少し見づらいですが薄い赤ラインのルート

千畳敷
 ↓
乗越浄土
 ↓
宝剣山荘
 ↓
木曽駒ヶ岳山頂

が初心者コースです。

先にも書きましたが良く整備された登山道で、ゴツゴツした岩場もほとんど無く、標高が高いため大きな木も無いため木の根っこでつまづくという事もありません。

高低差300m、距離約2kmの比較的簡単な登山になると思いますが、途中しっかり踏ん張らないと登れない場所もあるので軽装で登るのは辞めましょう。

木曽駒ヶ岳の四季

春の木曽駒ヶ岳
春の木曽駒ヶ岳はまだまだ雪が残っていて、千畳敷では春スキーやスノーシューが楽しめます。
登山客も多く、雪の上をアイゼンピッケルを使って登っていきます。

夏の木曽駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳の登山最盛期の季節です。
夏でも最高気温は20度前後ととても過ごしやすく、緑の植物と灰色の岩肌のコントラストがとてもきれいです。
また登山だけでなく千畳敷の遊歩道では約150種類の高山植物を見られます。

秋の木曽駒ヶ岳
秋には様々な高山植物の紅葉を見ることができます。
千畳敷の紅葉はとても綺麗で、普段近くで見られる紅葉とは全く違い、他とは代えがたい素晴らしい景色が見られます。
紅葉シーズンは非常に込み合うため覚悟していく必要ありです…

冬の木曽駒ヶ岳
冬の木曽駒ヶ岳は雪で覆われており、樹氷も見ることができます。
天気に恵まれると空気の澄んだ空は非常に青く、千畳敷の大雪原とのコントラストはとても綺麗で圧倒されます。
登山にはアイゼンピッケルは必須で、防寒も冬山用の防寒対策をしっかりしていく必要があります。

筆者がすすめる木曽駒ヶ岳の魅力とは

木曽駒ヶ岳はそれぞれの季節にそれぞれの魅力があり、いつ来ても素晴らしい景色を見ることができます。
私は7月頃の新緑の季節が好きで、若い高山植物の淡い緑色と、少しずつ芽を出してきている花を見るととても癒されます。
厳冬期には行ったことがありませんが、ホテルに泊まって綺麗な星空を見るのも最高なんだろうなと思います。

登山初心者の方も比較的楽に素晴らしい景色を見に行ける山なので、ぜひ木曽駒ヶ岳に行ってみてください。

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